OPPO Reno16 5G レビュー要点
良い点
- 持ちやすい6.3インチ
- ホログラム加工された背面
- フラグシップモデル並みの高級デザイン
- デュアルnanoSIM対応
- 異次元のバッテリー持ち・バイパス充電
- 自動通話録音対応
- 超広角マクロで自然な撮影
- 望遠レンズで7倍ぐらいまで無劣化
気になる点
- 前モデルよりも性能ダウン
- スペックの割に高額
- サイズの割に重たい
- おサイフケータイに対応しない
OPPO Reno16 5Gの特徴
約6.3インチの小型スマホ!
OPPO Reno16 5Gは、昨年登場したOPPO Reno14 5Gの後継モデルです。
本音で言えば前作のOPPO Reno14はパッとしない印象だったので、その後継モデルが引き続き日本市場に投入されたことに驚きました。単純にCPUやメモリなどだけを見れば、他に優秀なスマホはいくらでもありますし、発売発表後は正直存在意義の薄いスマホだと感じていました。
しかし実際に手に取り6.3インチのサイズ感に触れたとき、何故日本で発売されたのかが良くわかりました。
ミドルレンジ帯の海外スマホはどれも6.6インチ前後の大画面・重量スマホで、持つことがちょっと難しいと感じることもあります。コスパの為に大きいスマホを無理して使うという人が多い中で、OPPO Reno16が日本市場に続投された理由が直感でわかりました。
一言で言えば、Galaxy S25と同じような持ち心地です。iPhone無印やGalaxy S無印、Pixel無印を使ってきた人には、バッチリと手に馴染むサイズ感です。
実物をチェック
OPPO Reno16 5Gにはポップホワイト・トワイライトパープルがありますが、今回レビューするのはポップホワイトです。
画像では伝わりにくいのですが、背面はホログラム加工されていて、浮き上がっているように見えて非常におしゃれなデザインです。
その反動でパープルよりも11gほど重たいのがバッドポイントです。軽さを追求してのトワイライトパープルの方がオススメです。
ディスプレイ面はなんの不満もありません。ベゼルはフラグシップモデル並みの細さで、完成されたデザインです。
サイドフレームはメタル素材で高級感は文句なしです。手に持ったときの感覚はフラグシップモデルと全く同じです。
カメラの主張は強めですが、出っ張りは小さく許容範囲内です。
自動通話録音など便利機能満載
OPPO Reno16 5GはColorOS 16を搭載していて、便利な機能がたくさんあります。
特に通話録音は便利で毎回通話内容が自動録音されます。録音される前には自分・相手ともに自動音声で「現在の通話は録音中です」と流れます。
左側面には便利なSnap Keyという物理ボタンがあり、様々なメニューの割り当てが可能です。
おサイフケータイには非対応、デュアルSIM可能
OPPO Reno16の一番残念なポイントは、人によってはおサイフケータイ(FeliCa)に対応しないことかもしれません。私個人としてはあまり気にしませんが、ここは譲れないという人も多い妥協点です。
ただグローバル色の強いスマホなので、日本では珍しいデュアルSIMカードスロットを備えた機種です。nanoSIMを2枚まで利用できる機種は貴重で、比較対象になりえるPixel 11やGalaxy S26などに対してアドバンテージがあります。
OPPO Reno16 5G スペック・性能まとめ
Snapdragon 7 Gen 4搭載
OPPO Reno16 5GはSnapdragon 7 Gen 4を搭載します。
詳細なスペックは下記の通りです。
| 項目 | OPPO Reno16 5G |
|---|---|
| モデル名 | CPH2865 |
| ディスプレイ | 約6.3インチ Crystal Guard+ AMOLED/フルHD+(2,640×1,216)/最大120Hz /デフォルト600nit・最大1,800nit(日光下) |
| SoC | Snapdragon 7 Gen 4 |
| メモリ | 12GB+256GB(LPDDR5X+UFS 3.1) |
| アウトカメラ | 約5,000万画素 広角(F1.8、2軸OIS) 約5,000万画素 望遠(F2.8、2軸OIS) 約5,000万画素 超広角(F2.0、116°) |
| インカメラ | 約5,000万画素(F2.0、110°) |
| バッテリー | 6,700mAh 80W SUPERVOOC・55W PPS |
| OS | ColorOS 16(Android 16ベース) |
| 防水防塵 | IP68・IP69・IP69K対応 |
| 決済 | おサイフケータイ非対応 |
| サイズ/重量 | 151×72×8.4mm/193g(ポップホワイト) 151×72×8.2mm/182g(トワイライトパープル) |
| カラー | トワイライトパープル/ポップホワイト |
| 付属品 | 保護フィルム貼付け済み SIMピン |
スマホケースが付属しないのは残念ですが、フィルムは貼付け済みです。販売価格は89,800円と内容の割には高額ですが、ヤフーショッピングなどのセール時には実質価格が6万円台前半まで落ちることもあります。
このようなセール価格でならお値打ちなスマホだと思います。

AnTuTuテスト
最新版のAnTuTu v11総合スコアです。
連続で実行してもスコアの低下はほぼ無かったです。
ストレージテストも行いました。規格はUFS 3.1となっていますが、その割には非常に高いスコアです。特に体感の速さに直結するランダムアクセスがUFS 4.0などとほぼ変わりません。
3DMark
20分間4K画質の高負荷な3Dグラフィックゲームを実行する3DMark Wild Life Extreme Stress Testを実行しました。
実行直後の本体温度↓
Snapdragon 7 Gen 4は性能があまり高くありませんが、小さめなこともあってか本体の発熱は激しめです。負荷のかかる使い方はあまりオススメしません。
比較
| 比較 | 最高 | 最低 | 維持率 | バッテリー |
|---|---|---|---|---|
| Galaxy S26 | 8035 | 4405 | 54.8% | -13% |
| Google Pixel 11 | 3462 | 2214 | 64% | -4% |
| arrows Alpha | 3099 | 1971 | 63.6% | -8% |
| AQUOS R10 | 3026 | 2398 | 79.2% | -8% |
| Google Pixel 10a | 2673 | 2336 | 87.4% | -7% |
| Phone (4a) Pro | 2081 | 2064 | 99.2% | -9% |
| OPPO Reno16 5G | 2047 | 1929 | 94.2% | -7% |
| AQUOS sense10 | 1067 | 1062 | 99.5% | -5% |
動作感など
前モデルのOPPO Reno14 5Gに搭載されていたMediaTek Dimensity 8350のAnTuTu v11スコアは170万程度なので、ちょっと劣化していることになります。
価格帯の割に性能は控えめで前モデルのReno14 5Gよりも性能低下していますが、安定のスナドラに加えてメモリやストレージをしっかりと確保したミドルレンジなので、ヌルヌルとした操作感で心地良いです。
OPPO Reno16 5G 画面
画面輝度の実測
OPPO Reno16 5Gの画面輝度は600ニト(通常輝度)・1800ニト(日光下での最大輝度)と公表されていました。
ですが残念なことに、他のOPPOスマホ同様に一部のOPPO標準アプリを除いて輝度は大きく制限されていました。Google MapやChromeなど多くのアプリではその制限された輝度に準拠しています。
以下ではFile By Google(Android標準ファイラー)とOPPO標準写真アプリでの測定結果の比較です。
| 測定条件 | File By Google | OPPO標準写真アプリ |
|---|---|---|
| 手動輝度(白100%) | 525 nits | 525 nits |
| 手動調整(白10%) | 582 nits | 582 nits |
| 自動調整(白100%) | 1036 nits | 1609 nits |
| 自動調整(白75%) | 1075 nits | 2020 nits |
| 自動調整(白10%)*ピーク輝度 | 1183 nits | 3490 nits |
画面の色温度は自然で測定しました。
自動調整の輝度(表示領域75%)で比較
| 機種 | 屋外輝度(白75%) |
|---|---|
| OPPO Reno16 5G | |
| OPPO Reno15 A | |
| OPPO Find X9 | |
| AQUOS sense10 | |
| Galaxy S26 | |
| Google Pixel 11 |
標準写真アプリなど以外では輝度が低いというわけではありませんが、必要最低限の値です。直射日光の強い夏の今、もうちょっと明るさが欲しいと感じました。
他のOPPOスマホと同様にこの問題は解決して欲しいと感じます。
[輝度比較]
3600ニトのピーク輝度
細かい点ですが、グローバル版の公式サイトにある3600ニトのピーク輝度という記述は、日本語ページでは消えています。
しかし当サイトの実機検証により日本発売分でもグローバル版と同様に3600ニトのピーク輝度に達することがわかりました。OPPO Find X9(国内版)ではグローバル版と同じ高いピーク輝度に達することがなかったのですが、Reno16では海外版とそのままなソフトウェア制御が行われているようです。
OPPO Reno16 5G バッテリー・充電の検証
充電速度
充電規格はSUPERVOOC 80WまたはPPS 55W(11V-5A)に対応します。SUPERVOOCはOPPOの純正アダプターが必要ですが、PPSは市販のUSB-PD充電器でもカバーしているものが多いです。
残念ながら充電器は付属しないので、手持ちの充電器にてPPSの充電を検証しました。(充電残量20%→100%まで)
実測での最大ワット数は33Wでした。4.1Aの環境で達成しているので、5A出力に対応したいわゆる100Wケーブルが必要となるので注意してください。
| 充電プロトコル | 最大ワット数 | 平均ワット数(充電中) |
|---|---|---|
| 55W PPS | 33.5W 8.17V × 4.10A |
21.72W |
充電曲線は以下のようになりました。
| 経過時間分 | 10分後 | 30分後 | 90%到達 | 100%到達 |
|---|---|---|---|---|
| バッテリー状態 | 37% | 66% | 49分 | 59分 |
バッテリー温度が35℃付近で充電速度にスロットリングがかかるみたいでした。発売時点の今は夏なので発熱強めですが、気温が下がればもう少し速く充電できそうです。
PCMark Work 3.0 battery life
6700mAhもの大容量バッテリーを搭載しているだけあって、バッテリー持ちは異次元です。
バッテリーの設定では高パフォーマンスモードとバランスがありますが、2つの条件に分けて測定しました。
バッテリーが100%→20%になるまで要した結果は23時間22分(高パフォーマンスモード)・23時間34分(バランス)でした。
比較
| 機種 | PCMark battery life スコア(60Hz) |
|---|---|
| Samsung Galaxy S26 4300mAh |
16時間51分
|
|
スコア14681
|
|
| Google Pixel 10 4970mAh |
17時間03分
|
|
スコア14197
|
|
| AQUOS sense10 5000mAh |
18時間58分
|
| スコア11964 | |
| Xperia 10 VII 5000mAh |
19時間06分
|
|
スコア10135
|
|
| Google Pixel 10a 5100mAh |
19時間34分
|
|
スコア13470
|
|
| POCO X8 Pro 6500mAh |
20時間28分
|
|
スコア13118
|
|
| OPPO Find X9 7025mAh |
21時間59分
|
|
スコア12420
|
|
| OPPO Reno16 5G 6700mAh |
23時間22分
|
|
スコア11302
|
|
| Xiaomi POCO X8 Pro Max 8500mAh |
28時間21分
|
|
スコア15182
|
バッテリーテストの測定条件:200nitキャリブレーション・機内モード・ミュート・リフレッシュ レート60Hz(ベンチマークソフトの提供:https://benchmarks.ul.com/)
6700mAhを搭載しているだけあって大変良いバッテリー持ちです。他の小型スマホと比較して、駆動時間は文句なしです。コンパクトな6.3インチサイズに大容量バッテリーを詰め込んだOPPO Reno16は革新的なスマホです。
また他の最新OPPOスマホと同様にバイパス充電にも対応しているので、バッテリーに関しては本当に文句なしです。
動画再生時間
当サイト独自で1080p30fpsのアニメ動画をオフライン・音量オフ・横画面で連続再生して、バッテリー10%分に相当する670mAh減るまでの時間を計測しました。(実測では99%から89%までとなりました。)
結果は3時間41分(221分)でした。
| 比較 | オフラインアニメ再生時間 |
|---|---|
| AQUOS sense10 5000mAh | |
| Xperia 10 VII 5000mAh | |
| Google Pixel 10 4970mAh | |
| Samsung Galaxy S26 4300mAh | |
| OPPO Find X9 7025mAh | |
| Google Pixel 10a 5100mAh | |
| POCO X8 Pro 6500mAh | |
| OPPO Reno16 5G 6700mAh | |
| Xiaomi POCO X8 Pro Max 8500mAh |
画面輝度は200nitsキャリブレーションで測定。テストは30fpsのアニメ動画を再生しているため、リフレッシュレート30Hz以下に対応するフラグシップモデルが比較的有利です。
ここでも異次元のバッテリー駆動時間を見せてくれました。
OPPO Reno16 カメラ撮影
OPPO Reno16 5Gのカメラはバッチリキレイに撮影できます。
夜景では明かりの補正などが適切で見たままに近い印象的な撮影ができます。
カメラはトリプルレンズ構成で、3.5倍光学望遠を備えます。3.5倍や7倍の撮影では、夜間でも劣化を感じさせない撮影ができました。
最大で120倍のズームにも対応しますが、20倍あたりからガビガビになって実用性はほとんどなかったです。
また超広角カメラはオートフォーカス対応で、自然な近接撮影ができます。
超広角マクロはピンボケ感が少なく、これはGalaxy S25やPixel 10にはないメリットで、より近寄っての撮影ができました。自然にさっと印象的な近接撮影ができるので本当に便利です。
Galaxy S25(S26でも同じ)は直接的なマクロ撮影機能がないため、撮影倍率を変えながら上手く距離を取らないと近接撮影はできません。対するOPPO Reno16はそのまま商品に近づけるだけ自然とピントが合って、この3機種では一番近寄って撮影できました。
このサイズ感のスマホの中で、カメラの機能では望遠や超広角マクロを備えたOPPO Reno16が本当に優れていると感じます。
OPPO Reno16 5G 総評
![]()
Galaxy S26とかPixel 11など、6.3インチあたりの小型サイズを好む人はOPPO Reno16が最高に感じるはずです。
Galaxy SやPixelの無印は高額なだけあって全てが高水準なハイエンドですが、それに対してOPPO Reno16 5Gはバッテリー持ちや充電速度、近接撮影といった、無視できないピンポイントな部分を克服した小型スマホです。
細かい点では光学式指紋認証のため、Galaxy S26やPixel 11とかの超音波式の機種より指紋センサーの位置が低いとかありますが、概ねの使用感は同じです。
何よりOPPO Reno16の特筆すべき点はバッテリー持ちで、小型サイズ=バッテリーが弱いという常識を打ち破っています。Galaxy S26(4300mAh)の1.5倍以上となる6700mAhという数の暴力により、大型スマホすらも軽く超えたバッテリー持ちを実現しています。
自分としては長年Galaxy SやPixel無印といった小型サイズ感のスマホを使っているからこそ、このOPPO Reno16 5Gの痒いところに手が届く使い勝手を実感しました。実売で6万円程度のスマホですが、コスパだけでなく今のGalaxy SやPixelに足りていない部分が光る、そんなスマホでした。
OPPO Reno16 5G 総評
良い点
- 持ちやすい6.3インチ
- ホログラム加工された背面
- フラグシップモデル並みの高級デザイン
- デュアルnanoSIM対応
- 異次元のバッテリー持ち・バイパス充電
- 自動通話録音対応
- 超広角マクロで自然な撮影
- 望遠レンズで7倍ぐらいまで無劣化
気になる点
- 前モデルよりも性能ダウン
- スペックの割に高額
- サイズの割に重たい
- おサイフケータイに対応しない

























































コメント